「矯正装置」ってなんだろう…? ~矯正治療に使われるもの~|DOCTORʼS BLOG|新浦安カタヤマ矯正歯科
2023.06.16

歯並びやかみ合わせをよくするために、いろいろな装置が使われます。「矯正装置」と言っても、種類や役割など多様で、なかなかわかりにくいかと思います。当院で主に使われている矯正装置の種類や役割についてお話したいと思います。矯正治療には大きく分けて2種類の治療方法があります。ワイヤー矯正と、マウスピース矯正です。

この記事では、ワイヤー矯正に関する装置についてご紹介していきます。

ワイヤー矯正治療とは

ワイヤー矯正は歴史がかなり古く、現在主流の方法は19世紀終わりころに誕生したと言われています。

「ブラケット」という小さな装置を、歯一本一本に直接セメントで接着します。材質がメタルのブラケットやプラスチック、セラミックなどのクリアのブラケット(審美ブラケット)があります。

クリアの装置は、メタルに比べると目立ちにくいので、人に装置をあまり見られたくないと感じる方におすすめです。メタルに比べると料金が高くなります。

メタルのブラケットは見た目がギラギラして目立ちますが、良い点もあります。まず、クリアのブラケットに比べて安価で治療ができます。もう一点は、違和感が少ないことです。 クリアのブラケットの場合、欠けたりするのを防ぐため、ある程度厚みのある装置にしなければなりません。しかしメタルは強度が高く、薄くて丈夫な装置です。薄い分、口腔内に装着した時の違和感が少なくなるのです。当院では模型に装着されているブラケットを、矯正相談などでいらっしゃった時に、実際に手で触って比較していただくことができます。

バンドとは

ブラケットの他に「バンド」という装置があります。臼歯部(奥歯)に使われる装置で、歯にはめ込むように装着する、指輪のような輪っか状の装置です。金属でできており、昔は前歯にも使われていましたが、歯に直接矯正装置を接着する技術(DBS=ダイレクトボンディングシステム)が進み、今はほとんど見かけることはありません。臼歯部のブラケットはかみ合わせが深かったり、強かったりすると脱離しやすく、また強い力がかかりやすい部位でもあるので、バンドに置き換える場合があります。銀色ですが、奥歯なので見えにくく、バンドにすると接着面が増え、脱離のリスクが低くなります。

ワイヤーの種類について

ブラケットやバンドを装着したら「アーチワイヤー」を装着します。アーチワイヤーも種類がたくさんありますが、よく使われるのが「ニッケルチタン」という形状記憶合金です。主に、歯並びをきれいに整える段階の治療で使われます。また、抜歯後にできたスペースに前歯をけん引する治療の時などに、ニッケルチタンよりも硬い「ステンレススチール」というワイヤーがよく使われます。 ワイヤーは銀色のものだけでなく、目立ちにくい色のワイヤーがあります。当院では「ホワイトワイヤー」と呼ばれるワイヤーを取り扱っています。当院のホワイトワイヤーは、ワイヤー自体に加工が施されており、変色したり、白色が落ちてしまったりすることがありません。こちらも模型で銀色のワイヤーと比較していただくことができます。

ワイヤーを「チューブ」に通し、ブラケットの溝に合わせたら、結紮(けっさつ)という方法でワイヤーを固定することで歯を動かすことができます。「結紮線」という細い針金をブラケットの「ウイング」に巻いて、固定する方法や、ゴムをウイングに引っ掛ける「O(オー)リング」、歯をけん引する際に使う「パワーチェーン」などがあります。Oリングやパワーチェーンは、飲食物の影響で着色し、色が目立ってしまうことがあります(詳しくは過去のブログ「矯正治療中の着色」でお話しています)。

裏側矯正 ( リンガルブラケット )とは

ここまでは主に表側のワイヤー矯正のお話をさせていただきましたが、歯の裏側に装置を装着して治療する「リンガルブラケット」もあります。

裏側矯正は1970年代に誕生したと言われています。表側の矯正装置に比べると矯正治療しているということ自体、他のひとからは気づかれにくいくらい目立たない装置と言えます。歯の裏側に装置があるので、お口の中が狭く感じたり、装置が舌に当たって傷つきやすかったりするので、装着時の違和感は大きく、慣れるまでに時間を要するかと思います。また、表側の装置に比べると高価で、高い治療技術が求められるため、取り扱いのある歯科医院が比較的少ないと思われます。なお、当院ではブラケットにフタがついている「セルフライゲーション」というタイプのリンガルブラケットを取り扱っています。フタを開閉することでワイヤーを装着するので、Oリングでワイヤーを固定する必要がありません。

ワイヤー矯正にもいろいろな選択肢があります。患者様の希望に沿った装置の選択ができるようお手伝いさせていただければと思います。

どの装置にも長所、短所が存在し、どのような治療をご希望されるかで選択が変わります。私たちは、できる限り患者様のご希望に沿った、快適な治療方法をご提案できるよう努めます。矯正治療することを迷っている、どんな装置が自分に合っているのかわからない、といった疑問点などありましたら、まずは無料矯正相談にいらしていただけたらと思います。

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